ARCHITECTURE
2つの階段が立体的な回遊性をつくりだす住宅を設計する
南側隣地の児童公園には、ひのき、桜、もみじ、かえで等、様々な樹木が生い茂り、四季を感じることのできる風景と隣合わせにある敷地にある。施主は、ほとんどの時間は2階で生活をしてく予定だが、将来的には自分たちは1階のみで生活をし、建物自体は2世帯住宅となることを前提とした計画を希望した。そのためエントランスからのアプローチは、1階の居室空間につながる入り口と、2階の居室につながる階段とに振り分けられる。建物最奥部には家族用のプライベートな階段を用意した。2つの階段を建物の両サイドに配置することで、立体的な回遊性のある住宅となる。
所在 : 東京都渋谷区
竣工 : 2013年12月
設計 / 監理 : 有限会社アパートメント
施工 : 渡邊技建株式会社
敷地面積 : 101.59㎡
建築面積 : 60.90㎡
延床面積 : 119.53㎡
Photo : Masaya Yoshimura