ARCHITECTURE
立て込んだ住宅地にひろがりを感じる空間を設計する
東京都杉並区善福寺に建つ個人住宅。
エントランス部分のモルタルの土間が建物の中心を斜めに切り取る。この斜めの軸に合わせてラワン材で作られた家具が並走する配置とした。全ての建具は家具と一体でデザインされた引戸としたため、その存在は通常の状態では現れてこないつくりとなっている。1階、2階を合わせて全ての居室はひとつながりの空間となり、必要な時に必要な引戸を使用して居室を自由に区切ることができる住宅となっている。
所在 : 東京都杉並区
竣工 : 2010年3月
設計 / 監理 : 有限会社アパートメント
施工 : 山縣建設
敷地面積 : 106.75㎡
建築面積 : 41.83㎡
延床面積 : 83.13㎡
Photo : Masaya Yoshimura