PUBLISHING

オートマタ作家 “原田和明”さんの回想録を出版する

アントニオ・カルロス・ジョブン


日本のみなさま、コンニチハ。
前著『話せば短くなる』はベストセラーとなり、
僕は今、イパネマビーチを一望する
リオ・デ・ジャネイロの別荘でこの序文を書いているはずでした。
何事もなかなか思い通りにはいかないものです。
でもそう考えると、オートマタ作家としての暮らしが
十余年も続いているのは、もはや奇跡と言っても過言でしょう。
これまでの人生を振り返ってみると山なし谷なしの平坦な道のりでした。

大事なことでは話が短くなってしまう僕ですが、
今回は個人的な話を長々と続けさせていたただきます。
どうか気長にお付き合いくださいますよう。

2020年11月吉日 山口市秋穂の工房にて
原田和明



2019年に出版された作品集 「話せば短くなる 原田和明のオートマタ」 では語られなかった言葉を追って、 今度は長く話してもらおうと企画したのが本作。
会社員が一念発起して オートマタ作家になるまでの回想録 『オートマタ作家ができるまで』、 作品制作に対する発想や思いを語る対談 『聞けば長くなる』、オートマタ制作の工程を写真で紹介する 『オートマタができるまで』と全三章で 原田和明の作家としての一面を紹介しています。

¥1,650 (税込・送料別)

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原田和明 Harada Kazuaki http://nizo.jp

1974年 山口県生まれ。2002年よりオートマタ制作を始める。2006年よりファルマス大学大学院で現代工芸コースを専攻すると同時に、オートマタ制作の第一人者マット・スミス氏の工房でも研鑽を積む。2008年に山口県山口市に工房『二象舎』を設立、オートマタ制作やオートマタコレクション展の企画、ワークショップなどを行っている。

Born in Yamaguchi Prefecture in 1974. Started making automata in 2002. Trained in the workshop of a leading figure of automata production, Matt Smith, while studying contemporary crafts at Falmouth University from 2006. Founded the workshop “Nizosha” in Yamaguchi City in 2008, and has been making automata, planning automata exhibitions, and holding workshops since.

148mm × 210mm|並製本|88頁+口絵4頁 / 表紙:アラベール ウルトラホワイト 菊判T目111.0kg / 口絵:雷鳥コート 菊版T目 62.5kg / 本文:ホワイトシフォン com A判T目 56.5kg|88pages + 4pages| softcover|1,650 JPY|text: 原田和明 kazuaki harada / photographs by 原田めぐみ Megumi Harada(口絵・2-47頁・60頁左・73-87頁)、 鍵岡龍門 Ryumon Kagioka(59-69頁) / book design: 宮添浩司 Koji Miyazoe / edit cooperation 高木伸哉 Shinya Takagi、杉江厚子 Atsuko Sugie / publisher 滝口聡司 Satoshi Takiguchi / printing & binding: 藤原印刷株式会社 Fujiwara printing co., ltd.